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35  川田邑名跡志

 川田邑名跡志は,天明7年(1787)頃,山川町奥川田鹿児島政明が川田の歴史を著した,全6冊におよぶものである。内容は地名,寺社,伝説,文芸にわたり,古い川田の歴史を知るよい資料である。
 川田町史編集(昭和5年)に当たった田所眉東は,本書の価値を認め,川田町史の附録としてこれを載せた。
 今,原本はないが,写本は山川町瀬詰住友博が愛蔵している。これも明治初年に写されたものである。最近に,本町川東宇山清人も写本して所有している。